インプラント治療の短所(2)
手術と費用と人材と
順に見ていきましょう。
(1)「手術は安全か」について。
どんな簡単な手術もそうですが、100%安全ということはありえません。しかし、一般的に行われている他の多くの手術と比較すると、非常に安定して高い成功率を誇る手術であることは統計的に保証されています。あちこちにのサイトで、下顎の場合90%以上、上顎の場合80%以上というような数字が上がっていますが、反面、医院の実績として100%を誇っているところも少なからずあるようです。ネットでは調査年の古い陳腐化したデータが再利用、再々利用されてしまう傾向がありますので、80%,90%というデータもそもそも陳腐化している可能性もあるのではないでしょうか。
(2)「人材は十分か」について。
これは私には良くわかりません。ただ、どんなジャンルもそうだと思いますが、プロフェッショナルとはいえ、個人間の技術レベルの差異は相当なものがあるでしょう。一般論としてのデンタルインプラントの安全性を問題にするのならば、技術レベルの高い歯科医が十分にいるかどうか問題になるところですが、自身が治療を受ける場合に問題になるのは目の前の担当医の技術レベルだけのはずです。
(3)「費用は適性か」について。
これも個々の懐具合と価値観の問題が絡みますので、一概に言えないと思いますが、個人的希望といたしましては、これまでの不完全な治療法とは一線を画した画期的かつ本格的な治療法として確立されてきているのですから、近い将来には保険適用対象になって欲しいものですね。
総じて、どれも考慮すべき事項ではあるものの、明確に短所と呼べるものでないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。